市場レポート

KLD Monthly Market Review2026年1月6日 ~2025年12月、株式市場は日米ともに政策イベントを消化し高値圏を維持して終了~

2026年01月06日

今月のサマリー

2025年12月、株式市場は日米ともに政策イベントを消化し高値圏を維持して終了

2026年1月の日本市場は、高市政権への期待と需給好転で堅調な推移を予想

出所:数値・グラフ、コメントはQUICKデータを基にきらぼしライフデザイン証券作成。為替は仲値を記載。金はロンドン市場。国債の変化率は利回りの変化幅を記載。

後述する「本資料に関してご留意いただきたい事項」および「お取引にあたっての手数料等およびリスクについて」を必ずご覧ください。

12月の株式市場

政策イベントを消化し高値圏を維持

 米国株式市場は、FOMCでの3会合連続となる利下げを受けて堅調に推移しました。パウエル議長は今後の政策金利の方向性について明言を避けましたが、その後発表された11月米CPIもインフレを示唆するものではなく、ダウ平均、S&P500はともに、年末にかけ最高値を更新する場面もあり、高値圏で2025年を終えました。

日本も利上げを乗り越え、日経平均株価5万円を維持して終了

 一方の日本市場は、日銀の利上げ観測から上値の重いスタートとなりました。しかし、予想通り19日に日銀が政策金利を0.75%へ引き上げると、材料出尽くし感から買いが優勢に。植田総裁のコメントも追加利上げに慎重なハト派と受け止められ安心感を誘い、日経平均は月末にかけ上昇しました。大納会は反落しましたが、終値で5万339円と5万円の大台を維持。日米ともに重要イベントを無事通過し、底堅さを確認しての越年となりました。

12月の金利・為替市場

27年ぶり金利水準と口先介入

 国内債券市場では、日銀の利上げ消化過程で10年債利回りが一時2.10%と約27年ぶりの高水準に達しました。

 円ドル為替レートは、金融政策決定会合での植田総裁のハト派姿勢を受け円売りが先行。157円台後半まで円安が進行しましたが、片山財務大臣が「介入のフリーハンドがある」と強く牽制したことで156円台へ急伸。その後、植田総裁が講演で、改めて追加利上げを意識させたことも円を支えました。総じて、要人の発言に反応する神経質な展開となりました。

1月の見通し

米国市場は地政学リスクと「データ不足」による視界不良に注意

 2026年の幕開けは、米軍によるベネズエラでの軍事作戦決行およびマドゥロ大統領の拘束というショッキングなニュースでの幕開けとなりました。年初から地政学リスクを意識したリスク回避の動きが強まる可能性があります。

 FRBは昨年12月まで3会合連続での利下げを実施しましたが、市場では1月の利下げは見送られるとの見方が優勢です。5月に任期満了を迎えるパウエル議長の後任人事が1月中にも発表されるとの観測があり、FRBの新たなスタンスを見極めたいという思惑も働くでしょう。

 政府閉鎖の影響により重要な経済指標が確認できない期間があったため、今後公表されるデータで米景気の現状を確認しながらの、神経質な展開が予想されます。

日本市場は高市政権への期待と需給好転で堅調な推移を予想

一方、日本株は対照的に大発会にて、日経平均株価は前日比1,493円高という力強いスタートを切りました。

 日本銀行は利上げ姿勢を明確にしていますが、株式市場はこれを「経済正常化の証」として冷静に消化しつつあります。また、高市政権が掲げる積極的な成長路線が市場では評価されており、企業業績の拡大期待が利上げの重石を跳ね返しています。

 需給面でも、新年にはいりNISA制度を利用した個人マネーの流入も下値を支える要因として期待できるでしょう。

出所:数値・グラフ、コメントはQUICKデータを基にきらぼしライフデザイン証券作成。為替は仲値を記載。金はロンドン市場。国債の変化率は利回りの変化幅を記載。

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お取引にあたっての手数料等およびリスクについて

手数料等およびリスクについて

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