KLD Monthly Market Review2026年10月1日 ~2026年9月、インフレ抑制姿勢を打ち出した日米の政策金利引き上げを市場は好感~
2026年10月01日
今月のサマリー
2026年9月、インフレ抑制姿勢を打ち出した日米の政策金利引き上げを市場は好感
2026年10月、日米2カ月連続の利上げはあるか?11月には米国中間選挙も

出所:数値・グラフ、コメントはQUICKデータを基にきらぼしライフデザイン証券作成。為替は仲値を記載。金はロンドン市場。国債の変化率は利回りの変化幅を記載。
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9月の株式市場
インフレ抑制姿勢を打ち出した日米の中央銀行による利上げを市場は好感。
9月の日米株式市場は、両国中央銀行の金融政策判断が最大の焦点となった月でした。
米国では、イラン紛争の解決のめどが立たず原油相場が高止まりを続けるなか、トランプ大統領からの圧力に直面しながらも、インフレ対策を重視するためFOMCで0.25%の利上げが決定しました。FRBの毅然とした物価抑制姿勢が市場に安心感を与え、株式市場は上昇して反応しました。10月のNYダウは、前月比▲4.3%の50,906ドル、S&P500は前月比▲0.5%の7,651ポイントで引けました。
日本市場においても、月前半こそ日米の利上げ観測に伴う不透明感から軟調な展開となりましたが、市場の予想どおり日銀金融政策決定会合で0.25%の利上げが決まると、不透明感の解消から買い戻される展開となりました。結果、日経平均株価は前月比+0.7%の66,753円で9月を終えました。

9月の金利・為替市場
長期金利の上昇が継続。米国10年債は5%超。日本10年債は3%超。
債券市場では、日米ともに長期金利が水準を大きく切り上げました。米国では根強いインフレ懸念から債券売りが先行し、米10年債金利は5%を超えて推移。日本市場においても日銀の利上げペースの加速を織り込む形で金利が上昇、10年債利回りは3%を超える水準まで到達しました。
一方、為替市場では日銀の利上げでいったん材料出尽くしとの反応を見せ、円安が進行。政府・日銀による為替介入への警戒感が残るなか、神経質な展開が継続しています。

10月の見通し
日米2カ月連続の利上げはあるか?11月には米国中間選挙も
10月の焦点は日米政策金利の2カ月連続での利上げがあるのかどうかでしょう。さらに11月には米国の中間選挙があることから、不透明感の高い市場環境となります。
株式市場においては強弱材料が拮抗しています。長期化するイラン紛争を背景にエネルギー価格が高止まりを続けており、根強いインフレ圧力がFRBの金融引き締めを長期化させる懸念があります。
インフレ動向を示す経済指標に注目が集まりますが、現時点で可能性は低いと考えられるものの、仮にFRBが2カ月連続の利上げに動く場合、引き上げペースの早さに市場が動揺する可能性があります。
一方で、米国の雇用動向は堅調であり、本格化する主要企業の四半期決算も底堅い業績を示すと予想されます。堅調なファンダメンタルズは株式市場を下支えする要因として機能することが期待できます。
ただし、11月には米国の中間選挙があります。月前半は堅調な企業業績を支えに底堅く推移することが期待できますが、後半は米国中間選挙を前に政策の先行き不透明感が意識され、上値の重い展開となる可能性があります。これらの相場展開には日本市場も大きく影響を受けるでしょう。




出所:数値・グラフ、コメントはQUICKデータを基にきらぼしライフデザイン証券作成。金価格はロンドン市場の価格(ドル/トロイオンス)
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